チケット転売は悪ではない
※今回の内容には中学校の社会科の内容が含まれています。
チケットのこと書こうと思ってたらいつのまにかチケキャンが閉鎖されてました。僕はアニマ大阪取引中なので不安ですが最後まで無事終わるといいですね。
チケット転売についてです。
1.チケット販売は悪か?
結論から言えばチケット転売は悪ではないです。資本主義社会なので需要と供給が釣り合った点が販売価格になる。それだけの話です。
供給曲線はライブ会場の席数。需要曲線は「チケット代に対する出演者のパフォーマンスの価値」です。
ここまで説明して何かわからないお猿さんは中学校社会科の授業を受けなおしておいてください。
2.チケット転売がなくなると
規模の小さいオタクコンテンツがダメージを受けます。
オタク特有の現象として「譲り先あるだろうし最悪適当なやつ誘って一緒に見られるからとりあえず2枚申し込む」っていう現象があり、転売禁止になると転売できず余る懸念から1枚の申し込みになり、誘ってもらうやつの分は買ってもらえないということになります。
転売禁止前
とりあえず2枚
転売禁止
余り恐れて1枚のみになることも(友達が余らせてたから来たって言う人は買わないため)
これにより今回のイベントの収益という点でマイナスです。
また運営にとって理想なのは、そうやって誘ってもらった人が今度そのコンテンツのファンになり、チケットを申し込んで貰ったりグッズ買って貰ったりする側になることだと思います。転売禁止はこういった行為への足掛かりを奪う行為になります。
よって転売禁止は規模の小さいコンテンツへのダメージになります。
3.高額転売の話
チケット転売が悪と思わない人がいたとしたとしても高額転売は悪って考える人はいると思います。
じゃあなんでチケットがそこまで高額になるか。
1つ目は「座席がどこだろうが値段は同じ点」です。
一番前で演者の表情や細かい仕草までくっきりと見えるのと一番後ろで点のようにしか見えず演者はスクリーンで見えるだけの席が同じ値段なの、違和感しかないはずです。ここで貴方が一番前持ってて後ろでも構わない人間だとして、「チケット代の3倍分出すからチケット交換して」といわれたらどうしますか?すればライブが無料で見れて交通費も帰ってくる、交換しますよね?
2点目は円盤商法です。
どうしてチケットキャンプは許されないのに、あくどい円盤先行をし続けている会社とチケットが当たらないのは当たり前のe+は許されているんだろう?
— マツウラ (@master_mn) 2017年12月7日
円盤商法とは円盤(CD,DVD)についてくるシリアルナンバーの数だけ応募できるシステムです。あくまでここで手に入るのは「申し込みの権利」なので100枚円盤を買おうが全部外れる場合もあります。
CD1500円が100枚で15万円使って100回申し込みの権利(席がいい可能性の方が少ない)を得るのと15万円でかなりいい席が確保できる転売、どっちを使いますか?
また、貴方が1500円のCDを100枚買って当てたチケットを都合で手放さなくてはならなくなったとき、定価で譲るのを許せますか?
4.じゃあ高額転売対策は?
じゃぁ高額転売を抑えるには?っていう話。
1.会場のキャパを増やす
手っ取り早い手段、チケット枚数(供給)をふやせば価格は下がります。
2.チケット代を上げる
現状のオタクライブの値段って実は1万円超えてないのでそろそろ1万円超えるようなイベントを生み出せばチケット代は上がってるけどそこまでの価値は見いだせない人は申し込みが減るし高額転売自体は減るんじゃないでしょうか。
3.席ごとにチケット代を分ける
前の席14000円、真ん中8000円、後ろ6000円とかにすればそれぞれの需要に見合った割り振りができるかもしれません。(やったことないんだし分からない)
ただチケット代を分けるデメリットとしてJASRACの利用代金が上がるかもしれないというデメリットがあるかもしれません。(チケット代を元に利用支払い額を変更するのはe+とJASRAC、e+はチケット代が違っても収入が同じなら値段は変わらないけどJASRACは未定。)だから期待するだけ無駄かもしれません。
4.本人確認
アイマスでのみやってますが、チケット転売を抑えるなら一番いい。ただ人件費がかかるという資本主義社会の企業が最も嫌う問題が生じてしまう。
5.最後に
チケットキャンプは死んで起こったのは均衡価格が分からない・前よりチケット転売がしづらいなので、おそらく舞台がTwitterに移るんじゃないかなって感じです。
チケキャンがサービス停止してるからって必ずしもチケットが定価で握れると思うなよ在宅wwwwww wwwwww wwwwww
— ごろー@水樹奈々武道館全通 (@sibafu_nana) 2017年12月9日
どうしてもチケットほしければ知り合いに支援頼みましょう。